ARToolKitで遊ぼうPart02-VisualC++ 2008 Express EditionとARToolKitをインストールする

ARToolKitC言語のライブラリですので、開発環境のVisualC++をインストールして、ARToolKitを使ってみました。


VisualC++以外の開発環境でも使えるはずだし、
ARToolKitとその周辺技術のまとめ - 毛のはえたようなもの
にまとめられているように、JavaC#Flashなんかにも移植されているみたいです。

インストール方法

工学ナビの中の人の研究と周辺 ゼロからはじめるARToolKit on VisualC++ 2008 Express Edition
上記ブログのエントリに詳しい解説が載っていて、この通りやればすべて完了しちゃいます。

サンプルプログラムを動かしてみる

ARToolKitをインストールしたディレクトリ(通常C:\Program Files\ARToolKit\)にサンプルが入っています。
基本の「simpleLite.exe」を動かしてみます。


デフォルトのパターンファイルの印刷しておく。

patterns\pattHiro.pdf


カメラを接続して、simpleLite.exeを起動。

bin\simpleLite.exe

四角いポリゴンモデルが表示されます。

カメラのキャリブレーションを行う

カメラの機種によって異なるレンズの歪みなどを補正するため、設定ファイルを作る作業らしい。
この方法も
http://www1.bbiq.jp/kougaku/ARToolKit.html#CameraCalib
に書いてあります。


キャリブレーションについて下記のサイトになにやら詳しく書かれています。
苗村研究室(東京大学)

パターン(マーカー)を自作してみる

patterns\blankPatt.gif

に、ペイント等で好きな模様を描きます。
(黒枠の外側に、白い余白があったほうがよく認識されます)

bin\mk_patt.exe

を起動して、カメラで画面を撮影し、マーカーが認識(緑と赤の枠で囲まれる)されたらクリック。
ファイル名を入力して保存します。


同じディレクトリ(bin\)内にパターンファイルができているので、これを

bin\Data\

に置いて、ファイル名をpatt.hiroにすると、サンプルプログラムでこのパターンファイルが使用されるので、自作マーカーが使えます。